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小林よしのり
2016.8.27 22:09メディア

「朝ナマ」の反応とオウム真理教との相似


「朝ナマ」はパネリストの登場シーンから、竹田恒泰を

「旧皇族」と紹介していた。

竹田は「皇族」だったことは、一度もない。

生まれたときから一般国民である。

彼の父親も生まれも育ちも一般国民である。

せいぜい「旧宮家系・国民男子」と紹介するしかない。

「明治天皇の玄孫」というのも、「明治天皇の女系の玄孫」

と紹介しなければならない。

こういう部分から、国民の誤解を拡げる原因となるのである。

 

さて、「朝ナマ」の反応は、わしはSNSをやらないので

分からなかったのだが、圧倒的に竹田恒泰に対する違和感と

嫌悪感で充満していたらしい。

男系ネトウヨは相変わらず竹田を擁護していたが、それを

圧倒する批判の数だったということだ。

国民の常識はまだまだ健在である。

 

竹田恒泰を見ていると、オウム真理教の上祐史浩を思い出す。

だが、その妄信した饒舌さでは上祐史浩だが、竹田の場合は

尊師・麻原彰光でもある。

強烈な信者は、彼のことを宮様あつかいしている。

麻原と上祐、両者を兼ねた存在が竹田恒泰なのだ。

 

さしずめY染色体男系派が、麻原の説法に洗脳された

オウム信者たち、日本会議がオウムのサティアンのような

ものだろう。

この評価はいずれ必ず確定する。

オウムと戦ったわしが言うのだから、間違いない。

 

いずれわしは今上陛下と、この皇位継承妨害の真実を、

一冊の本として描くだろう。

歴史の記録として、残しておかねばならない。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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